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週刊Neue Fahne

2013年06月10日号

「忙しい」「時間がない」という言い訳は、愚かさの証明

 ビジネスの世界ではあらゆる「言い訳」が蔓延っている。新たな取り組みに対して「出来ない」という理由は、いくらでも出てくるものだ。曰く、「条件が無い」「経験が無い」「前例が無い」などなど…。
 また、新規や既存を問わず商談のために客先を訪問した営業マンが帰社し、その商談結果を上司が「反応はどうだった?」と尋ねると、往々にして「相手が不在で、会えませんでした」「先方にあまり時間がなく、今回は挨拶だけにしました」などという返事が返ってくる。
 これらは典型的な「言い訳」にすぎない。「言い訳」とは基本的に自分がやらない(やれない)理由を他人や状況に責任を転嫁していることに過ぎない。「想定外だった」などとは典型的な言い訳で、責任の所在を曖昧にする詭弁だ。

 ところで、管理的立場に立つ者が一番嫌うのが、「忙しい」「時間がない」という「言い訳」だ。たとえば報告を要請しても、なかなかその報告が上がってこない。そこで遅れを問いただし、催促を行うと「申し訳ありません忙しいので時間がありません」という言葉が返ってくる。
 特に相手の置かれた状況を理解している管理者は、最初は部下に温情が働くものだ。その結果、内心ではイライラしながらも「もう少し待ってあけよう」という情意が働く。他方で部下の側はこの温情に甘えるのが常だ。
 しかし、部下が考えなければならないのは「忙しくて時間が無い」という「言い訳」は、実は相手の要請を婉曲的に重要度が低いということを態度で示しているということに気がつかなければならない。同時にこうした「言い訳」は必ず社外の顧客に対してもおこなっているものだ。

「忙しい」「時間が無い」という「言い訳」を連呼していると何時しか「言い訳」が通用しているかような勘違いや錯覚に陥る。その結果、あらゆる要請事に対して二言目には「忙しい」「時間が無い」と繰り返すようになる。
 一方で管理的立場の者は、何時の日か「催促」をしなくなる場合がある。催促されなくなった側は一旦安穏とだろうが、実は後に重大な誤りに気づくことになる。それは、ある意味で「見放された」ということであり、当該企業組織において「期待される存在ではない」と位置づけられたと同じだからだ。

「忙しくて時間が無い」という言い訳の繰り返しは、物事に優先順位を付けず、手当たり次第に場当たり業務を行っている証拠でもある。つまり、計画性もなく、「今、目の前の仕事」を単に作業として消化しているに過ぎないということだ。当然PDCAを回す観点も欠如した、愚かな仕事スタイルの繰り返しを自分で証明していることに気づかなければならない。

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