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週刊Neue Fahne

2014年07月28日号

管理職は“どこでも通用する管理職”でなければならない

 雇用の流動化が叫ばれはじめて久しい。しかし、現実的な問題として自己都合、会社都合を問わず管理職が、乞われて再就職先にキャリアパスないしキャリアアップして迎え入れられるケースは稀である。とあるヘッドハンターは他社から乞われる魅力的な管理職とは次のような人材であると喝破する。
1.常に一流を目指している志の高い人材
2.共感姿勢の高い人材
3.組織全体を視野に入れた部門連携を横断的にとれる人材
 もちろん“他社から乞われる”とは、いま在席している組織での行動が問われているということでもある。

「志が低い」管理職は、所詮部下に迎合し自分に妥協してしまうものだ。管理職は職場経験の長さや業務への精通・成熟によって、その役割を自然に果たせるようになるとは限らない。「一流を目指している志の高さ」とは、常に部下を凌駕するため繰り返し自己研鑽を実践している人を意味している。
 企業規模に関わりなく管理職は、常に部下より一段上に立って物事を俯瞰する目を持っていなければならない。つまり、部下と同列の意識の延長に留まっていては、管理職の役割は果たせないということだ。
 また、企業人に必要なスキルやマナーも同様である。もし、管理職が情報収集能力や文書力も含めて表現・表出能力が欠如し、部下と同等レベルであるならば、部下への統治機能を失う(ガバナンスが効かなくなる)のは、必定のことである。とりわけ、具体的な言葉や指示文書で部下に対して明確に指示できない管理職、部下への接し方の基本が欠如している管理職は失格の烙印を押されてしまう。

 これからの時代は過去の経験則が通用するとは限らない。むしろ、これまでの成功体験や経験則を捨てて、謙虚に部下を含めた他者からの情報を貪欲に吸収できなければならない。その際に重要なのが自分の感情をコントロールしながら他者の感情を鋭く察知していく力だ。管理職は誰に対しても「共感姿勢」で臨むことが求められるが、共感とは単に同調することではない。
 自分自身の自我がしっかりと形成されていなければ、自分と異なる意見を保持している者の発言や考えを真摯に受け止めることもできない。「社内営業」という言葉が流行ったことがある。この言葉はともすると「世渡り上手」と同様に会社組織の中で上手に立ち振る舞う者を揶揄して使われていた。
 しかし、今日の管理職は別の意味で「社内営業力」が問われている。それは、営業力とは一見すると利害関係が異なる他者に対して、自らの思いを伝え他者を動かしていける力に直結しているからだ。

 管理職は常に会社で発生している事柄のすべてについて「自分とかかわりがある」との意識が必要となる。そのため、仮にどのような部門であっても会社で発生している事柄に対して「なぜ? どうして?」「原因はどこにあるのか? こうすれば解決することができるのではないか?」と発想していなければならない。常に組織全体を視野に入れていなければ、部門を横断して連携しながら問題解決を行っていくことはできない。
 従って管理職は自部門の事柄に固執することなく、問題点を発見して、具体的に改善策を提案し、具体的に成果に結び付けていかなければならない。

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