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週刊Neue Fahne

2012年03月05日号

周りから信頼される働き方に徹し、自己の仕事の幅を広げる

 職場を見渡すと次のような働き方に終始している者達がいないだろうか。 
・会社や上司から「○○をして下さい」と言われると確かに指示された事は行うが、それ以上の仕事はしない。あるいは「言われた事」だけしかしない。
・社歴が長いにも関わらず、いつまでたっても補助的な仕事としか思えない業務を行っている。しかも「忙しい…、忙しい…」が口癖になっている。
・与えられた仕事量から判断すると、「何でこんなに時間がかかるのだろうか」と思うほど、要領の悪い仕事をしている。しかし、本人は仕事を一生懸命にやっていると思いこんでいる。
・仕事の進捗を問われると口では「やっています…」と繰り返すが、一向に成果物があらわれない。
・任された仕事が期限までに終わらない。しかし、終わらない理由を尋ねられると他人や外的要因について流暢にしゃべる。

 残念ながらこうした働き方をしている人には、重要な仕事が回ってくることはない。それは、周りから「仕事を任せても不安だ!」「頼りにならない」と思われているからだ。ビジネスの世界では「大事な仕事は一番仕事を抱えているヤツに頼め」というセオリー(説)がある。
 特に、突発的に発生し、結果を急ぐ仕事の場合に、それは有効だ。一見すると矛盾しているようだが、これは的をえたものだ。実は、そこに「任せて安心な仕事力」の神髄がある。
 企業組織の中で自らの存在を確立したいと思うならば、先ずは自らに課せられている役割をしっかりと認識しなければならない。そのためには自分自身で一つ一つの仕事内容を整理し仕事の流れの見直や工夫していくことだ。
 さもなければ業務時間を短縮することはできないで、結果としてダラダラした仕事を繰り返すことになる。つまり、自分で目標をしっかり立てて、仕事の優先順位や進行管理を行いながら、段取り・手順を踏んでいく働き方が必要だ。

 自分自身でメリハリのある働き方を実践し、効率的な働き方を心がけることで次の仕事も任され、自分自身の仕事の幅が広がる「もっとレベルの高い仕事をやって、自分を伸ばしたい」と思うならば、まず会社や上司から「アイツは使える!」と思ってもらうことが先決だ。
「使える」と思われるということは、従順であることを意味しない。仕事に対して自分なりの考えを持ち、時には自分の対案をも述べる姿勢があって良い。こうした仕事のスタイルを取ることで、「任せて安心だ」との評価を勝ち得ていくことになる。

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