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週刊Neue Fahne

2012年04月23日号

自分の行動を「変革」することを常に考える

 とかく人は自分自身の行動を変化させることに恐れを抱くものだ。それは、失敗を恐れる感情とよく似ている。失敗を恐れる気持ちは誰にでもあるものだ。しかし、この気持ちが高じてしまうと非常に厄介なことになる。それは、仕事の結果に対して常に自己保身に走ってしまうからだ。
 たとえば、仕事に対して、「いわれた事だから、やるしかないが…、どうせ上手くいくことはないだろう…」と、行動を起こす前から失敗をイメージして仕事を進めると結果はおのずと知れている。また、こうした姿勢の特長は、常に「自分が傷つきたくない」という思いを先行させることにある。つまり、自分が挫折したり、恥をかきたくないという予防線を最初から張っているわけだ。
 自分自身の行動を変化させず、惰性で仕事を繰り返すことも実は「自らの行動変容によって生じるストレスから逃れたい」との意識が先行してしまうからだ。また、「他人任せ」を繰り返していると「今起こっていること」を直視することができなくなる。 仕事を通して社会生活を送るうえで、生涯、変化から逃げることはできない。従来からの慣習や「昔はこうだった」といくら繰り言をいっても始まらない。環境変化から逃げずに自らを「変革」させてこそ、自己の存在の証に繋がる。

 組織行動に限らず他者からの自分への評価は、自分自身の行動からしか判断されないものだ。どんなに斬新な提案や企画についての言動を繰り返しても、自分の日常行動がその言動に伴っていなければ、決して評価されることはない。さまざまな提案をしたり、企画を練るのが「仕事」ではなく、それを実行に移した段階から「仕事」が始まるといえるのである。
 同時に周りからのさまざまな指摘や注意に対して、自分自身が目に見える形で行動を通して変化していかなければ、周りからは理解されないものだ。つまり、「わかる」ということは、自分自身の行動が、他者から見て「かわる」ことでしか判断されないということだ。

 仕事に限らず人生においても同様で、他者の目に映る自分自身の行為・行動だけが評価される基準であることということだ。相手は自分の行動面からしか評価を下してくれないものだ。
 もちろん会社組織では、行動の結果としての「成功」「失敗」についても問われる。しかし、自分が行動を起こすことなくして、事前に評価が下されることはない。

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