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週刊Neue Fahne

2012年09月03日号

自らの仕事に付加価値をもたせるのはサラリーマン意識からの脱却

 サラリーマン意識に浸かっている者は、「会社から給料をもらっている」と考えるものだ。一方で自らの仕事をミッションと位置付けるビジネスマン意識を持っている者は、「自らの収入は商品・サービスを購入してくれる顧客に支えられている」と考える。この意識があるから自らの働き方や仕事スタイルに工夫を凝らすものだ。
 また、会社に勤めている者に「あなたは誰から給与をもらっていますか」と問いかけると、多くの者は「会社からに決まっている」と答えがちだ。時には「給料は社長からもらっている」と無頓着に答える者もいる。このような意識からは顧客思考も生まれてこないし、自らの仕事を単に「与えられたことをやるだけ」というレベルに低めてしまう。つまり、自らの仕事に付加価値を持たせることはできない。

 さて、会社が存続しているのは、間違いなく商品・サービスを購入してくれる顧客が存在しているからだ。ところが、自分の仕事がマンネリ化し「給料は会社からもらっている」という意識を繰り返していると、顧客のことがいつしか頭から抜けてしまう。さらなは、「顧客のため」ではなく、「会社のため」を第一に考えてしまう傾向さえ生まれ始める。
 自らの仕事を単純に「会社のため」と考えるのは本末転倒だ。「顧客に貢献することは社会に貢献すること」あるいは「社会に貢献することが結果として、会社にも貢献することにつながる」という考え方を徹底的に貫き実行していくことが必要だ。
 
 顧客対応で往々にして陥りがちなのが「競合他社が多いのだから顧客からの値引き要請はしかたがない」という考え方だ。もちろん、激しい競争との関係で顧客を獲得・維持していくため、可能な努力をしなければならない。
 しかし、努力とは会社としての適正利益をいかに確保し可能な限り効率化とコスト管理とあって初めて成り立つものだ。適正な利益を確保するとは、自らの働きにどれだけ付加価値を持たせていくかという問題でもある。
 

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