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週刊Neue Fahne

2013年03月18日号

周囲への働きかけ(周囲を巻き込む)気概を持ち仕事に臨む

「電通」4代目社長吉田秀雄によって1951年につくられた通称「鬼の十訓」と呼ばれる有名な言葉がある。その第6訓は“ 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる”だ。
 企業組織で働く場合には得てしていろいろしがらみが発生する。仕事上での軋轢も発生する。これらは働く上でのストレスともなる。とりわけ、昨今喧伝されている職場での「うつ症状」の発生は、こうした働く現場でのストレスに起因されているともいわれる。
 上司に叱られたことを理由にして「うつ症状」を訴える者。あるいは、業務上の叱責を受けたことへの腹いせで二言目には「パワハラによって精神的打撃を受けた」などという訴えも多発してきているのが事実だ。

 もちろん企業組織は職場での働く環境整備に心がけるのは、当然のことであり安全対策を講じる義務でもある。一方、企業組織で働く一人ひとりに義務が生じることを忘れてはならない。それは会社組織から「任せて安心である」という仕事上での信頼感を勝ち得ることである。
 信頼感は単に「真面目にいわれたことを忠実にこなす」というだけで得ることはできない。あくまでも自分の頭で考え、仕事内容に工夫をこらし、仕事内容を革新していく発想で仕事に取り組む姿勢を貫くことだ。
 つまり、自らの仕事を「自分事」として主体的に展開するか否かである。仕事上で周囲に過度な遠慮を行い、自らの働きかけを厭うていると仕事は決して「自分事」にはならない。むしろこうした行為こそ「自己保身」の極みとなってしまう。

 自分に与えられた仕事をとにもかくにもコツコツと「愚直に反復すること」が、組織で働く上で美徳であるかの風潮や意識がいまだに存在している。しかし、こうした意識は結局のところ自分が自らの属す組織に発案をしたり、何かの改善を周囲に提案する行為を行うと「自分に責任を負わされるのではないか…」あるいは「言い出しっぺは、皆の鼻つまみ者になるのではないか…」との逃げの姿勢にほかならない。
 もちろん与えられた課題を真摯にこなすことを否定している訳ではない。問題なのは自分の仕事を如何にして「付加価値」のあるものにしていくかということだ。
 
 ちなみに「電通鬼十訓」の第1訓は「仕事は自ら作るべきで、与えられるべきではない」だ。「共通の目的」を達成するために集っている組織を構成する一人の企業人として、その組織への「働きかけ」という周囲を巻き込む気概のある働き方がますます求められてくる。
 会社組織での仕事とは一人で行うものではない。しかし、組織で働く者一人ひとりは、「一人の独立した企業人」としての発想を堅持していなければ、単に組織に「ぶら下がっている」だけで終わってしまうものだ。

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