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週刊Neue Fahne

2015年02月02日号

“勝手な行動をとる部下”への管理職の対応

 この時期になると“あきれた新人”の武勇伝とこの種の新人に振り回される上司の悲喜劇が話題になる。
 週刊誌的には歳時企画のようだが、この種の“あきれた新人”諸君に管理職が一喜一憂する必要はない。同時に決して一方的に「ダメだし」をしてはならない。
 新人に管理職ないし上司が教えなければならないことは、「仕事の優先順位は自分が勝手に決めるのではなく、先ずは上司の指示を守ることから始める」という不文律を徹底的に教えることである。

 会社は組織の論理で動くものだ。それは管理職たる上司が部下を動かし、成果を挙げることである。部下の位置づけというのは、上司からの「指示され動かされる存在である」という道理を理解させる必要がある。
 この道理への無理解が発生するのは、部下だけの責任ではない。上司の側が常に部下よりも一段高い見識から、仕事の優先順位や価値を判断して指示を出しているということを、条文に部下に納得させていないことにある。
 つまり、上司の行動原理を常に“部下に知らしめる”行為・行動を堅持していないということだ。さらに付け加えれば、上司の側が仕事の「部下に対して背景を説明して、仕事の流れを理解させる努力」を怠っているケースがあるということだ。

 上司の側が部下に優先順位のつけ方を理解させ的確な指示を出していくためには、「なにを、いつまでに」という締め切りを細かく立てさせ、それを一つひとつこなさせていくことである。こうした行動が優先順位の間違いを減少させ、会社組織での動き方も理解するようになる。会社組織での動き方や考え方も理解できるようになる。
 もちろん、部下は上司の下僕ではない。あくまでも業務上の事柄においてであり、上司の公私混同は絶対に戒めなければならない。部下の側は上司の公私混同や情意に左右される恣意的な行動を的確に「見抜く」嗅覚に優れているものだ。この種の上司の下では、職場のガバナンス(統治)を崩壊させ、ひいては組織的な機能を失わせてしまう。

 部下の中には、優先順位のみならず上司からの指示をしっかりと守れない者も増えてきた。なかには上司のいうことを自分勝手に解釈してしまう者もいる。意識的に上司のいうことを守らない部下は、逆説的ないい方だがまだマシだ。なぜなら、この種の部下は「ある種の強制力」を働かせればよいからだ。
 問題なのは意識することなく優先順位を守れず指示通りに動けない部下への対応だ。この種の部下に対しては、指示を出す背景も含めて説明することが大切になる。部下は上司が考えているほどに は、指示の背景を理解できていない。
 
 上司が部下に仕事の持っている意味や背景までも含めて理解させ、仕事の流れがわかるように指示していかなければ部下は動けないものだ。“部下が勝手な行動を行っている”と感じている上司は、自分の指示の出し方について常に反芻していくことだ。

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