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週刊Neue Fahne

2011年04月25日号

身は社内にあっても「広い視野」を持って他者から学ぶ

 自分の能力向上は狭い社内で自らに課せられた仕事に満足しているだけでは磨かれない。仕事力は、自社の内部だけではなく、取引先の社員などの優れた点を“見習う”などの切磋琢磨でより強化されていくものだ。
 そこで次のような意識を常に持ち続ける必要がある。
・自分の仕事内容や成果を常に社内の視点ではなく、業種・業界 の動向と比較する。
・社内はもとより社外で自分よりも秀でた人から学ばなければな らない。
・自分の能力を相対的に見極める基準は、広く社外に存在してい るという視野を持つ。

 一般的にいえば同一組織体である社内においてライバルの存在というのは、貴重なものである。お互いがライバルと認識して、負けないように切磋琢磨することで、お互いが実力を伸ばすことになる。会社のなかにもぜひともライバルを持って、同年齢、同期入社にとどまらず、先輩・後輩の間でも良い意味での競争をするべきだ。
 ただし、社内でのライバルはあくまでも同一組織内でのことに過ぎない。ビジネスの世界が「会社」対「会社」だとすれば、自分が能力を磨く時の模範は同業他社や異業種の会社の人であるはずだ。また、今日ではビジネスの世界は企業組織同士の単純な競争ではなくなってきているため、組織を構成する一人ひとりに自律的に備わっている「力」の総和が重要性を増している。

  大手企業では毎年一定数の新卒採用を行えるため人材の層が厚い。そこで同期の社員たちは、何歳になっても同期との競争を強いられ、自己研鑽を積まざるを得ない。この結果が社員間の成長を促してきた。もちろん、この場合の「競争」とは、足の引っ張り合いを意味するのではなく、あくまで「健全な競争」に限定される。
  残念ながら中小企業では、多くの同年代の社員を抱えて互いに社内で健全な競い合いで社員を成長させる手法はとれない。
 そのため、中堅・中小企業ではライバルが少ないから、その頂点に立ってしまった人間は、得てして「もうこれでいい」と心のどこかで思ってしまうのだ。

  怖いのは、自分の成長に満足してしまうことだ。
狭い社内だけを見て、「まわりも勉強していないから、自分も勉強しなくても大丈夫」という油断は禁物だ。ペンギンは競争相手がいなかったから飛べなくなった、という説がある。限られた環境のなかでだけ通用する能力で満足することがいかに危険なことかという戒めだ。
「まわりの人はやっていない」というのは、自分もやらなくていい理由にはならない。もう一段視野を広めて優れた人の働きから学ぶ点を吸収する姿成長に繋がるのである。

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