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週刊Neue Fahne

2015年05月25日号

部下のビジネスマナーは職場の上司・管理者の姿勢を映す鏡

 5月に入って各シンクタンクは一斉に2015年の「新入社員意識調査」を発表している。三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社による調査によれば、2015年の新入社員が理想とする上司は「寛容型」で、会社に望むのは「人間関係の良さ」とのこと。
 理想の上司のタイプでは「寛容型」に次ぐのが「調整型」とのこと。最も少なかったのは「情熱型」と「平凡型」とのことだ。会社に望むのは、「自分の能力の発揮・向上ができる」ことより「人間関係がよい」ことであるらしい。

 同社は「今年度の新入社員の多くは、いわゆる“ゆとり世代1”の中心層である。比較的のんびりとした環境で育ったゆとり世代の彼ら彼女らは、上司に対しても強い熱意よりはおおらかさを求めている。とはいえ、自分たちを指導やマネジメントしてくれる上司が可もなく不可もない平凡では困るというようだ」と分析している。
 悪くいえばあまりにステレオタイプの“ゆとり世代論”ということになる。もっとも会社での毎日の仕事は喜怒哀楽の連続だ。対人関係では嫌なことや仕事がはかどらずにイライラすることもあるだろう。心配ごとがあって気が滅入ることだってある。要するに「間尺に合わないことばかり」の連続だ。取り立てて2015年の新人社員特有の事柄ではない。

「仕事で自分の私的感情を表に出すな」「不機嫌な表情をしてはならない」と常々いわれていても、ついつい忘れがちになる。こうした時に仕事は多くの人間の共同作業で成り立っているという意識を持つことが必要だ。
 感情をそのまま出せば、回りに不快感を与えるのは当然だろう。もちろん、お客様や取引先に対しても同様だ。何か嫌なことがあったとき、たとえ仕事上のことが原因であっても、その感情をそのまま表情に出してしまうようでは一人前の企業人ではない。仕事の進め方で上司や先輩と意見がくい違った時などに感情的になって相手を否定するいい方をしても所詮、その仕事がうまく運ぶわけではない。
 たしかに仕事を進めていくなかでは、反対意見を主張し別の考えを述べることも必要だ。しかし、自分の意見を述べることと、「自分が絶対に正しい」「私に落度はない」と感情的になって自己主張することとはまったく次元が違うのである。

 また、上司に注意されたとき、口に出さないまでも「どうして自分だけが…」と思い、無意識に態度に出ることがある。このように感情を態度に出してしまうようなことも慎まなければならない。不満気な顔をしたり、感情的になって反論したりするのは、基本的に自己中心的な仕事の取り組み方をしているからだ。
 仕事はお客様、取引先はいうにおよばず、周囲の人びとが存在してこそ成り立っている。こうした周りの立場や状況を判断し相手の気遣う気持ちや振る舞いがビジネスマーの前提であり、仕事を円滑に進める潤滑油だ。職場では、相互に連携のある仕事をするため、お客様や取引先とは良好な関係を保つため、常に個人的な感情を抑えて接することがビジネスマナーの基本だ。
 ただし、このビジネスマナーは部下や新人に求められるだけではない。職場での上司・管理者の姿勢を映し出す鏡であることを忘れてはならない。

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