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週刊Neue Fahne

2017年04月03日号

新人に教えるビジネスの常識−5−「時間感覚を持って行動する」

 時間厳守は至極当然のことであるが、ビジネスの世界では遅刻は絶対に許されない。遅刻を理由に取引が停止になった話などは珍しくもない。たとえ1分でも遅刻は遅刻であり、約束を守らなかったことになる。遅刻をして到着して開口一番「いや〜電車事故で…」と言い訳をする者がいる。この発言は言外に「自分の責任ではない…」と自己弁護しているのと同じだ。遅刻してから言い訳しても意味がない。常に「相手は自分を待っている」という意識を新人に植え付けていかなければならない。
 管理職は電車事故や天気状況などの不可抗力で遅れる場合でも、「遅刻は遅刻」であるという姿勢で臨まなければならない。これは、新人に対して状況を判断して行動するという力をつけさせることにもつながる。
 
 状況判断とは相手の状況を慮るという態度能力を磨くことでもある。一般的にビジネスマナーでは「遅刻厳禁」は強調されるが、意外と忘れがちなのが「約束の時間よりも早すぎてもマナー違反である」ということだ。遅刻厳禁とは時間を厳守するという姿勢を常に堅持するということである。つまり、「遅刻するよりもマシだ」などと思って約束の時間よりも早すぎることもマナー違反であり、時間厳守ではない。
 仮に取引先との約束の時間の30分前に訪問したならば、相手にとって迷惑千万である。時間を厳守しなければ相手にとっては「迷惑」になることをわきまえなければならない。約束の時間を守らないという点では「遅刻」と全く同じことだ。要は時間感覚を持って仕事や行動することを教えるということだ。

 待ち合わせや訪問時間の約束とは、相手の時間を拘束することである。時間を守らなければ相手の時間を奪うことになる。自分と時間を決めて約束した相手には、その前後にも自分以外との約束や仕事という都合を抱えていることを理解しなければならない。これは相手の状況を推し量るという感性でもある。
 また、ビジネスは自分都合では進まないという道理をわきまえるということでもある。新人にビジネスマナーを教える場合に重要なことは、一つ一つの事柄が持っている意味や原理をしっかりと伝える事であり、単に型を覚えさせることだけではない。

 時間感覚を持って仕事や行動に臨むということは、社内でも同様である。まず大前提として始業時間の厳禁である。同時に始業とは「自らを仕事が始められる状態に置く」という意味であり、会社に出社する時間ではないということを教えなければならない。仮に始業時間が8時30分であれば、「この時間までに会社に到着すればよい」という意味では決してない。
 もし、この点を疎かにするならば、客先でも同じ行動をとることになる。新人を迎え入れる側が特に気を付けなければならないのは、既存社員がしっかりとした時間感覚を新人に示さなければならないということだ。新人に時間感覚を持たせることが出来なければ、自らの業務行動に対する時間管理をすることもできなくなる。

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