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週刊Neue Fahne

2011年09月19日号

自ら仕事の「意味付け」と「価値」を意識する

 経営環境の変化は規模に関わりなく、すべての会社組織に等しく影響を与える。従って、自分の会社は海外との取引をしていないから「海外情勢は関係ない」、「為替の変動は関係ない」などとマクロ的な観点に無頓着でいれば、自らの仕事の意味や価値を見誤ることになる。
  世界のグローバル化(単一化)はあらゆるビジネスの世界、あらゆる仕事の場面でスピードが要求されている。こうした時代環境の下では「自分の仕事は今まで通りを繰り返すことだ」などと胡坐をかいていは、自分の仕事の存在理由さえ見失う。

  自分自身で判断しようとせず、細かいことまでいちいち上司やトップの指示を仰いだりしていては、日々に変化していく顧客の要望や市場の変化に対応できない。とりわけ、自らの判断や意見を添えることなく「どうしましょうか?」と繰り返してしまうのは愚行だ。
  もちろん「独断専行」や「事後承認」を奨励している訳ではない。自分に与えられた条件と自分に与えられている権限を最大件に活用して、自分のパフォーマンスの質を高めていくことを心がける必要があるということだ。
 自分自身のモチベーションを高めるためには、会社組織が目指す方向やビジョンを明確にし、そこでの自らの仕事の意味や価値を追求し組織の強みを発揮する行動が不可欠となる。

 会社組織の目的・目標に沿って自主的に判断し、行動するべき場面を自ら創り出していく姿勢が必要ということだ。会社組織の中で自分が自主的に働くためには、まず自分が所属している会社組織の存在理由・目的をしっかりと理解し、その方向性に合致した自らの果たす役割は何か、ということを常に意識することだ。 そこで重要となるのが常に以下のような問題意識を持ちながら日常業務を遂行するということだ。
・自分の属している会社組織は、何のために世の中に存在してい  るのか。
・会社組織の一員としての自分の果たすべき役割は何なのか。
・自分が会社で行っている仕事には何の意味があるのか。
・自分の仕事は世の中に対してどのような価値を提供しているの  か。
  日常の業務行動が多忙であればこそ、機会あるごとにこうした本質的なことを自分への問いかけとして繰り返しておく必要がある。
 
  現在のように変化が激しく、先行きが不透明な時代には、組織の方向性とそこにおける自分の立ち位置をハッキリさせておくことだ。このような姿勢を繰り返しは、自分の仕事は単なる「惰性」で行っているだけ、ということになってしまう。「惰性」は会社組織への過度な依存を生み出し、自らの成長を阻害してしまうものだ。
 

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