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週刊Neue Fahne

2011年01月11日号

自分の成長に責任を持つ者が、周囲から認められる

「就職氷河期」の再来と言われるが、学生は自分の就職先企業の選択基準に「社員教育が充実している企業」をあげる。
つまり、「会社が自分を如何にして育ててくれるか」に期待しているということだ。一見すると企業に対する当然の期待と取ることができる。反面で本来、自分の成長は自分で責任を負わず、「会社にゆだねる」という他力本願な姿勢でもある。
 しかし、学生のこうした傾向を果たして嗤ってばかりいられるだろうか。会社組織での働きで、うまくいかないのは、すべて自分以外に原因があるかのように振る舞う働き方をしていないであろうか。

たとえば、
「会社が何々をしてくれない」
「だれそれが協力してくれなかった」
「上司の指示が悪かった」
「景気が悪いから仕方がない」
 そもそも組織というものは不完全なものであり、個人の要望や達成課題などのすべてを解決できるわけがない。また、会社が置かれている経営環境にせよ、個人が働く環境にせよ、思いどおりにならないのが普通である。いくらでもうまくいかない原因を見つけ出すことができる。
 とりわけ、仕事がうまくいかないのは、それらの原因を取り払ってくれない会社の責任だと考えるのであれば、自らを「会社にゆだねる」働き方に落とし込めることになる。

また、社内・社外を問わず研修などでも単に参加しているだけの者がいる。会社が行う研修は、あくまで社員に対して成長する“機会”を与えてくれるだけである。その“機会”を自分自身のものと受け止め、実際に自分の成長に結び付けられるかどうかは、本人の姿勢にかかっている。「社員教育をしてくれない会社が悪い」などと言う人は、社員教育に熱心な会社に在籍して、いろいろな研修をうけても、せいぜい「いい勉強になった」と感想を述べることを繰り返すのが関の山だろう。
自分の成長を誰に依存してもはじまらない。
 自己の成長の機会を見逃さず、自分の力で伸びようとする意欲がなければ、周囲から認められることはない。

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